東京工業大学 地球生命研究所(ELSI)は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が13年ぶりに日本の宇宙飛行士を募集することにあわせて、将来の宇宙飛行士を目指す大学生や高校生を中心とした若い世代を
人類が本格的に月面などに進出していく時代、有人宇宙開発の当事者でもある次世代の宇宙飛行士に私たちは何を期待するのか?宇宙長期滞在を実現するために必要な人と技術の共創とは?宇宙での多様性は実現可能か?そしてこれらの宇宙での取り組みはどのように地球社会に還元されるのか?といった問いを中心に、有人宇宙開発に携わっている東京工業大学の卒業生をはじめ、民間企業、アカデミアなど様々なバックグランドの登壇者が意見交換をします。
***** [2022年2月16日追記]******
当日のプログラムは以下の通りです。みなさまのご参加をお待ちしています。
10:00-10:10 オープニング
10:10-10:45 「新時代の有人宇宙活動における多様性とキャリアパス」 (赤城弘樹)
10:45-11:20 「宇宙旅行時代の宇宙飛行士と食の役割とは?」(小正瑞季)
11:20-11:55 「微小重力下で身体感覚はどう変わる?] (伊藤亜紗)
11:55-12:00 クロージング
***** [2022年2月10日追記]*****
星出彰彦宇宙飛行士、ビデオメッセージでの参加が決定!
国際宇宙ステーション (ISS)から帰還されたばかりの星出彰彦宇宙飛行士にビデオメッセージで参加頂けることになりました。
パネリストからの問いへの回答と、参加者の皆様へのメッセージをいただきました!
ビデオメッセージでの参加:星出彰彦宇宙飛行士
プロフィール:
JAXA宇宙飛行士。 2008年6月、スペースシャトル「ディスカバリー号」でSTS-124/1Jミッションに参加、国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟の組立に携わる。2012年7月〜11月、ISSに長期滞在。2021年4月〜クルードラゴン運用2号機にて打ち上げ、ISS滞在中。第65次長期滞在クルー船長。
タイトル:未来の宇宙飛行士について語ろう
主催:東京工業大学 地球生命研究所(ELSI)
ELSIは月探査プログラム等に携わる次世代の宇宙飛行士を応援するJAXA「Hello! Explorers Project」の応援サポーターです。
対象:東工大生を含む全国の学生、
日時:2022年2月18日(金) 午前10時~12時
開催形式:Zoomミーティング
参加のお申込み:以下のサイトから参加ご登録下さい。
https://us06web.zoom.us/meeting/register/tZYvde-qpz0sE9G9hh1OMT-lcXenO0neQATB
パネリスト:
赤城弘樹 (国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)有人宇宙技術部門 ヒューストン駐在員事務所 所長代理)
小正瑞季 (一般社団法人SPACE FOODSPHERE 代表理事,リアルテックホールディングス株式会社 グロースマネージャー)
伊藤亜紗 (東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター長、リベラルアーツ研究教育院教授)
モデレーター:
藤島皓介(東京工業大学地球生命研究所 准教授 )
登壇者の紹介
赤城弘樹
国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)有人宇宙技術部門 ヒューストン駐在員事務所 所長代理。 2009年3月 東京工業大学 工学部 機械科学科 動設計学研究室 (現 工学院機械系 動設計学研究室)
小正 瑞季
一般社団法人SPACE FOODSPHERE 代表理事,リアルテックホールディングス株式会社 グロースマネージャー。2008年に慶應義塾大学大学院(バイオインフォマティクス専攻)修了後、三井住友銀行、SMBC日興証券を経て、2015年にリアルテックファンドへ参画。月面輸送船、小型レーダー衛星、超小型衛星、アバターロボット、食料生産技術、水再生技術、レアメタルリサイクル技術など人類の宇宙への生存圏及び経済圏の拡大に必要となる技術を持つベンチャーを幅広く支援する。2019年にJAXAやシグマクシスら50以上の企業等と共に世界初の宇宙食料マーケット共創プログラムSpace Food Xを創設。2020年には地球と宇宙の食の課題解決を目指す一般社団法人SPACE FOODSPHEREを創設し代表理事に就任。2021年より内閣府が主導するスターダストプログラムの「月面等における長期滞在を支える高度資源循環型食料供給システムの開発」戦略プロジェクト(農林水産省)の研究開発責任者を務める。月面から地球を眺めることと、火星を拠点に友と生命探査を行うことが目標。一児の父。
伊藤亜紗
東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター長、リベラルアーツ研究教育院教授。MIT客員研究員(2019)。専門は美学、現代アート。もともと生物学者を目指していたが、大学3年次より文転。2010年に東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻美学芸術学専門分野博士課程を単位取得のうえ退学。同年、博士号を取得(文学)。主な著作に『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社)、『どもる体』(医学書院)、『記憶する体』(春秋社)、『手の倫理』(講談社)。WIRED Audi INNOVATION AWARD 2017、第13回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞、第42回サントリー学芸賞受賞。
藤島皓介(モデレーター)
東京工業大学地球生命研究所 准教授。2005年、慶應義塾大学環境情報学部を卒業後、2009年、同大学大学院政策・メディア研究科博士課程早期修了。日本学術振興会海外特別研究員、NASA エイムズ研究センター研究員、ELSI EONポスドク、ELSI研究員などを経て、東京工業大学地球生命研究所(ELSI)准教授。
生命の起源と進化、土星衛星エンセラダス生命探査、火星での生存圏など研究テーマは多岐にわたる。WIRED Audi INNOVATION AWARD 2016を受賞。一児の父(8歳長女)過去にはNHKコズミックフロント、また今回のJAXA宇宙飛行士選抜試験のPR動画に出演。