[2022年2月22日追記]
ELSI一般講演会2022「地球深部からはるかな宇宙まで」の講演動画を公開いたしました。
下記からご覧いただけます。
廣瀬 敬(ELSI所長・教授)「金属コアから地球の起源を考える」 https://youtu.be/XHvvKrTEDtA
関根 康人(ELSI副所長・教授) 「太陽系生命探査最前線」 https://youtu.be/6hRsr68aTxQ
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2022年1月19日(水)に東京工業大学 地球生命研究所 一般講演会を開催いたします。今年度は「地球深部からはるかな宇宙まで」をテーマに、ELSI所長の廣瀬敬教授と副所長の関根康人教授が登壇します。(本イベントは日本語で行われます。)
日時:2022年1月19日(水)19:00-21:00
開催方法:オンラインライブ
講演会のテーマ:「地球深部からはるかな宇宙まで」
主催:東京工業大学 地球生命研究所(ELSI)
講演者:廣瀬 敬(ELSI所長・教授)
関根 康人(ELSI副所長・教授)
司会: 櫻井 隆 (ELSI事務部門長)
参加費:無料(事前申込制)
登録締切:2022年1月19日(水)12:00 PM(正午)
参加登録:https://elsi-public-lecture-20220119.peatix.com/
お問合せ:pr@elsi.jp
講演1
「金属コアから地球の起源を考える」
廣瀬 敬(ELSI所長・教授)
要旨:
地球の中心はコアと呼ばれる鉄の塊でできているが、鉄以外の不純物をも大量に含んでいるとされ、最近その多くが水素であることがわかってきた。このことは地球誕生時に大量の水が運ばれてきたものの、そのほとんどが水素という形でコアに取り込まれたことを意味している。それゆえ地球には深い海ができず、代わりに海と陸が共存する多様な環境が生まれ、それが生命の起源にとっても重要だった可能性がある。
略歴:
地球内部研究のエキスパート。2004年にマントル下部の厚さ数百キロメートルの層においてはマントル物質は「ポストペロブスカイト相」という結晶構造をとることを世界で初めて実験で示した。これにより、それまで地球内部で最も謎深いとされていたエリアの理解が飛躍的に前進した。
講演2
「太陽系生命探査最前線」
関根 康人(ELSI副所長・教授)
要旨:
太陽系に生命を育む天体は地球以外にもあるのだろうか。近年の太陽系探査の結果、かつて火星は湖や海のある、地球と似たような水の惑星だったことがわかってきた。木星や土星の周りをまわる氷の月たちの内部には、地下海と呼ばれる液体の海が存在し、海水が宇宙空間に噴出する間欠泉も見つかっている。本講演では、このような太陽系の生命を育み得る天体での生命探しについて紹介する。
略歴:
地球生命研究所 主任研究者・教授。天体の大気や海洋の形成と進化や、太陽系での生命の存在の可能性を研究。2015年には土星衛星エンセラダスの表面を覆う氷の下に生命を育みうる熱水環境が現存することを明らかにした。
司会
櫻井 隆(ELSI事務部門長)
講演会チラシ
(チラシのダウンロードはこちらから)
[12/20:「地球生命研究所 一般講演会 2022で科学者に質問しよう!」の質問受付期間は終了いたしました。質問をお送りくださった皆様、ありがとうございました。]
Ask A Scientist! 地球生命研究所 一般講演会 2022で科学者に質問しよう!
質問受付期間: 2021年12月1日(水)-12月17日(金)
世界第一線で活躍する科学者に質問をしませんか?フォーム(←ここをクリックしてください)から講演者に質問をお送りください。講演会当日に、お送りいただいた質問のうちいくつかにお答えします。ひとつのフォームにつき質問は一つに限らせていただきます。締め切りは12月17日(金)です。たくさんの質問をお待ちしております!
なお、いただいた質問は、後日回答とともにELSIホームページやブックレット等で公表される可能性がございます。予めご了承ください。
(Credit for photos: Nerissa Escanlar / ELSI)