宇宙・地球・生命・知性…その起こりはどのようなものだったのでしょう。 私たちは歴史のなかで、たえずこの問いに向き合ってきました。 
本講演会では宇宙・地球・生命・知性の起源について現在どこまで解き明かされているかその最先端のサイエンスをわかりやすくお話するとともに、起源を問うとはどういうことなのかという根源的な話題について、サイエンティストの対話を政治学者がモデレートします。

皆様のご参加をお待ちしています。

開催日時:2021年2月28日(日) 13:00-15:20
開催方式:オンライン開催
使用言語:日本語
対象:高校生以上(推奨)
参加費:無料
定員:原則上限なし
申込: 要事前申込
◆参加登録開始いたしました。↓以下のURLから参加事前登録をお願いします。
URL:https://form.qooker.jp/Q/auto/ja/jpl2021/origin2021/
申込受付期間:2021年1月中旬より 2月28日(日)12:00まで
お問い合わせ: TEL: 03-5734-3163 (平日のみ:イベント当日はメールのみ対応)/ Email: pr*[at]elsi.jp   *[at]を@に変えてお送りください。

 


*詳細は下記(PDF 1.3MB)をご参照ください

image: JPL2021_web02 


プログラム
13:10-13:30
講演1: 生命とは何か?どこから来たのか?
講師:藤島 皓介 (ELSI 東工大 准教授)
「 私達はどこから来たのか?」という生命の起源に関する問いは古くは紀元前から時代を超えて神話や哲学、芸術によって語られ現在は科学の文脈でその答えに迫ろうとしています。私達は40億年以上前に起きたであろう、地球生命の誕生と進化の歴史を直接再現することはできませんが、現在の生命から見えてくる普遍性からその起源の様相に迫ることが可能となりつつあります。生命の本質とは何かを考えつつ、その起こりがどのようにこの惑星で起きたのかについて皆さんと考えていければと思います。

13:35-13:55
講演2: 知性の源泉としての睡眠
講師:宮本浩行 (IRCN 東大 特任准教授)
私たちは眠りとともに日々を生きています。かつては単なる不活動状態とみなされ犠牲にされがちだった睡眠ですが、生命・健康・脳機能にとって不可欠と考えられるようになりました。本講演ではヒト知性の基礎となる記憶や認知活動が睡眠によって維持・向上されている知見を紹介します。また睡眠は脳の発達をも促すと広く受け入れられていますが、必ずしもその根拠は明確ではないようです。私たちのマウスの実験的研究を交えながら解説します。

14:00-14:20
講師3: 素粒子の力学の起源と多様性
講師:渡利 泰山 (Kavli IPMU 東大 准教授 )
電子やクォークなどの素粒子が互いにどのように力を及ぼしあうか。その力学の「起源」を問うことができるのだということを、高分子と幾何学的対象の間の類似を通してお話します。その理解の先に、素粒子の力学にも多様性があり得るのかもしれないということが見えてきます。

14:25-15:10
鼎談(座談会): 起源を問うとはどういうことか
モデレータ:中島岳志 (教授 東工大)
起源を問うとはどういうことなのか。異なる領域で起源に迫る3名のサイエンティストの対話を政治学者がモデレートします。