TIrifune

氏 名

入舩 徹男

役 職

主任研究者(教授、愛媛大学)

専門分野

固体地球科学

E-mail

irifune_at_elsi.jp

irifune_at_dpc.ehime-u.ac.jp

Home Page

http://www.grc.ehime-u.ac.jp/

Google Scholar Profile

https://scholar.google.com/citations?user=1mKpbDoAAAAJ

 

受賞歴

1998 日本鉱物学会賞

2004 石川カーボン賞

2007 日本粉末粉体冶金協会研究進歩賞

2007 アレキサンダー・フォン・フンボルト賞

2008 アメリカ地球物理連合フェロー

2010 日本高圧力学会賞

2014 オーストラリア地質学会A.E.リングウッドメダル

2015 紫綬褒章

2016 ヨーロッパ地球科学連合 R.W.ブンゼンメダル

2017日本地球惑星科学連合フェロー

2018愛媛新聞賞

 

研究概要

マルチアンビル装置を主要な手段とし、マントルおよびスラブ構成物質の相転移・化学組成・密度・弾性波速度を実験的な解明をおこなっています。急冷回収実験とともに、放射光X線その場観察実験を併用し、パイロライトなどの代表的マントル物質や、スラブを構成する海洋地殻、ハルツバージャイト、堆積物、蛇紋岩などとともに、これらを構成する鉱物の下部マントル領域までの振る舞いを明らかにしてきました。一方で、超高圧実験による新物質合成にも取り組み、「世界最硬」ナノ多結晶ダイヤモンド(ヒメダイヤ)などの開発に成功し、その様々な応用を試みています。

ELSIにおいては、特に地球の体積の半分以上を占める下部マントルに焦点を合わせ、その化学組成の実験的解明を主なターゲットし、これにより地球全体の化学組成に制約を与えるとともに、初期地球の分化過程を解明することを目指しています。また、ELSIの愛媛大学サテライト(ELSI-ES)長として、特にマルチアンビル実験や第一原理計算を得意とするメンバーとともに、地球深部での水の存在形態と循環、地球内部の熱進化、地球始原物質の生成過程など、生命を育む地球の内部進化とダイナミクスに焦点を当てた研究を展開する予定です。