20220512_Teshima_Award1

 

 

 

東工大は毎年、特に優れた業績をあげた東工大関係者と大学院課程学生に対し、「手島精一記念研究賞」を授与しています。これは研究論文賞、博士論文賞、留学生研究賞、発明賞、若手研究賞(藤野・中村賞)及び著述賞の6つの賞からなります。令和3年度はELSIトニー ・ズィ・ジャー(Tony Z. Jia)特任助教が "Polyester microdroplets as primitive membraneless protocell models"の研究で若手研究賞(藤野・中村賞)を受賞しました。授賞式は411日に行われました。

 

手島精一記念研究賞は、日本の工業教育の進展のために多大な貢献を果たし、東京工業大学の前身である東京工業学校及び東京高等工業学校の校長として25年余り務めた手島精一校長の功績を称えるために設けられたものです。1917年の退官に際して、当時の政界、財界、教育界の多数の諸名士が発起人となって行われた募金をもとに基金が設立され、以来手島精一記念研究賞として東工大の関係者と大学院学による優れた研究と著述を奨励してきました。

 

「私の研究において重要な部分をなしているのは、新たな知識と理解の探求と創造であり、研究の質の高さは、この探求を効果的に成し遂げる上で非常に大切なものです。東工大に自分の研究が認められて光栄に思います。」とジャー特任助教は述べています。